2011年03月02日

『ソムリエ』Vintage.17 「生きている赤」

※今回登場のワイン【ラクリマ・クリスティ
イタリア南部・ナポリ近郊で造られるワイン。
ヴェスヴィオ山の噴火により荒廃したポンペイの町を天井から見たキリストが、悲しみのあまり涙を流し、その涙が落ちた所からブドウ樹が生え、ワインが生まれたと言う逸話のある日常消費用ワイン。(『ソムリエ』Vintage.17より)

写真はラクリマ・クリスティ・デル・ヴェスヴィーオ・ロッソ 2004 マストロベラルディーノ





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復活に掛ける、画家メルキュールの驚きの絵が発表されます。

ミレーヌの取材で答えたメルキュールが次回作で描きたいイメージは、

大地を包み込む黄昏に燃える、暖かさとなごやかさと鮮烈さがある赤。

ワインを表現する時のような抽象的な表現。

だがまだその赤を出せずに悩んでいた。


その後、ある記者会見でどんな赤だと問われ、手首を切り自らの血の赤を見せるメルキュール。


力になってやりたい2人は悩むのだが、ミレーヌの何気ない一言、「キリストの血」が・・・・城に何かを閃かせる。


数日後の新作発表会。

大きな白いキャンパスに描かれているのは2つの目だけ。

画題「キリストの涙」

おもむろにハケを持ち描き出すメルキュール。

看板書きと馬鹿にして会場を後にしかけた客たちが城の一言で足を止める。

キリストが泣いている

キャンパスには複雑で生きているかのような赤があった。

会場がどよめく中、城が謎解きをする。

あの赤はワインの赤、しかも凍らせた赤。

描いた後、ワインのアントシアン類色素が急激に酸化して赤から褐色に変化する。

まるで生から死へ、血が変化するように。

会場は常識を超えた生きた絵に拍手喝さいの嵐となる。

※【アントシアン類色素】は青、紫、赤といった異なる色素を持ち、水よりもアルコールに対してより溶解性がある。
そのため一般にアルコール分の高いワインでは色が濃く、低いワインでは薄い。


絵の具の代わりに使われた「ラクリマ・クリスティ」・・・「キリストの涙」と言うワイン。

この名前がメルキュールにあの絵を描かせたのだった。

バー生死をかけてまで探した生きた赤が、実はワインの赤だったなんて本当によく出来た話だなぁと思います。

ワインのアントシアン類色素の変化についても、実際に人間が出血した時も色が変化しますしね。、

ワインを飲んだくれていたメルキュールがそのワインに助けられる。

そのワインの名前もキリストの涙。

ヨーロッパなんかだとキリスト教徒が多いからもし映画なんかにしたら、見た人が感動して涙を流すんじゃないかな。


後、この漫画が描かれた後の話なのですがジュゼッペ・ペノーネが描いた「シャトー・ムートン・ロートシルト 2005」のエチケット。

写真はシャトー・ムートン・ロートシルト 2005





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ブドウの葉や人の手が描かれていますが、この絵は絵の具の代わりにブドウの搾り汁を使っています。

※「ジュゼッペ・ペノーネ」1947年イタリア生まれの彫刻家。自然の材料を使うのが特徴です。

天才の発想はどこかよく似ているのかもしれませんね。バー

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posted by wine7 at 22:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ『ソムリエ』 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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